細かい部分の費用がわからない。
エージェントやサッカー以外にかかる費用などが知りたい。
物価が高いと言われているけど、日本と比べてどうなのか。
オーストラリアのシドニーに2年半留学していた僕が、知っている限りの情報を紹介します。
オーストラリアにサッカー留学しようとしている方はぜひ参考にしてください。
航空券
留学費用の中で高額になる航空券。
渡航する時期や航空会社によって費用がかなり変わってきます。
オーストラリアサッカー留学におすすめの航空会社は
カンタス航空と、ジェットスター航空です。
ジェットスターはLCCと呼ばれるローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、無料サービスの廃止や有料化、機内設備を簡素にするなど、効率的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社のことを指します。
カンタス航空とジェットスター航空のメリット、デメリットと一例を紹介します。
カンタス航空
問題が会った時の対応が良い
受託手荷物が30kgまで無料
機内食・飲み物が無料
アメニティ・エンターテイメントが無料
座席指定ができる
基本運賃が高い
カンタス航空の例
・受託手荷物30kgまで
・座席指定可能
・機内食、飲み物、アメニティ、エンターテイメント付
通常の場合は、
往路の運賃が44,500円。
復路の運賃が44,500円。
税金とサービス料が13,330円。
通常時の合計が102,330円になります。
セールの場合は、
往路の運賃が31,500円。
往路の運賃が31,500円。
税金とサービス料が13,330円。
セール時だと合計で76,330円になります。
ジェットスター航空
基本運賃が安い
遅延、欠航が大手航空会社より多い
受託手荷物が有料
機内食・飲み物が有料
アメニティ・エンターテイメントが有料
座席指定が有料
乗り継ぎがある場合が多い
ジェットスター航空の例
・受託手荷物は30kg(有料)
・座席指定などその他のオプションはなし
通常の場合は、
往路の運賃が25,930円 + 3,790円で29,720円。
復路の運賃が35,390円 + 7,230円で42,620円。
往路の受託手荷物30kgで8,100円。
復路の受託手荷物30kgで7,470円。
通常時が合計で87,910円になります。
セール時だと片道20,000円以内になることがあります。
セール時だと合計で67,000円ぐらいになります。
ジェットスター航空 | カンタス航空 | |
通常時 | 87,910円 | 102,330円 |
セール時 | 67,000円 | 76,330円 |
とにかく安く抑えたい人はジェットスター航空のセール時に購入し、なるべく荷物を少なくすれば合計で60,000円ぐらいでいけます。
航空券の費用は時期や航空会社によって60,000円〜100,000円と想定しておけばよいかと思います。
100,000円以上になる場合は日にちを変更した方がよさそうです。
どちらの航空会社もチェックしながら、渡航時期によって安い方やオプションを考慮して選ばれると良いと思います。
ビザ
オーストラリアに入国するのにはビザが必要です。
ETAS(観光ビザ)
ETASとはオーストラリア政府のコンピュータにオンラインでビザを登録する、電子渡航許可制度です。
ETASの情報
・滞在可能日数 : 3ヶ月以内
・有効期間 : 許可が降りてから1年間
・就労 : 禁止
自分で申請する場合は、オーストラリア政府ETAS公式登録サイトから申請できますが、20ドル(約1,600円)のシステム利用料が掛かります。
こちらのサイトなら渡航8日以上前までなら500円で申請も代行してくれます。
料金も安くなるし、申請も代行してくれますので、使わない手はないと思います。
ワーキングホリデー制度
二つの国・地域間の取り決め等に基づき,自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度です。
ワーキングホリデー制度の情報
・年齢 : 基本的に18歳以上〜30歳以下
・滞在可能日数 : 1年以内
・有効期間 : 許可が降りてから1年間
・就労 : 同じ勤務先で最長6ヶ月
・就学 : 最長4ヶ月
オーストラリアのワーキングホリデービザは、インターネットから申請します。
まずは、ビザ申請を行うためのアカウント、ImmiAccountを作成します。
アカウントを作成し、ログインできたら「My applications summary」画面の「New application」から申請をします。
所要時間は約1時間ほどです。
全て英文になるので入力ミスや、内容を理解しないまま申請してしまうと、英文での問い合わせや追加書類が必要になり、修正にかなりの時間がかかってしまいます。
申請に不安な人は、ワーキングホリデーのビザも申請を代行してくれる会社がありますので申請を代行するのが良いでしょう。
申請代行のおすすめサイト
料金は申請代行料7,980円と申請料450ドル(約36,000円)が必要になります。
合計で日本円で約44,000円になります。
学生ビザ
学生ビザは、オーストラリアの教育機関へ、3ヶ月以上の修学を目的とした場合に申請するビザです。
・年齢 : 6歳以上
・就労 : 最大で週20時間
・学校 : 政府認定校のコースをフルタイム(週20時間以上)で受講
・出席率 : 80%以上
・有効期限 : 学校終了日から1ヶ月〜2ヶ月
2016年より、学生ビザを申請するのにGTEの記載が必須となりました。
GTEとは留学の目的をまとめたエッセイのようなものです。
留学の目的や将来のキャリアにどのような関係があるかなどを英文で作成しないといけません。
最近ではGTEの記載がしっかりしていないとビザ申請が却下されるようです。
学生ビザ申請にはGTE作成を始め申請者の方の様々な情報が必要となり、かなりの時間が必要なので、学生ビザだけの申請代行をサポートしていないエージェントもあります。
自分で申請する場合は、ワーキングホリデーと同様にImmiAccountを作成し、移民局のウェブサイトから申請ができます。
学生ビザの申請料は575ドル(約46,000円)になります。
学生ビザで渡航を考えている方は、学校紹介と一緒にビザ申請を代行してくれるエージェントを選ぶのが良いと思います。
海外旅行保険
サッカーには怪我が付き物です。
海外では、怪我や病気の治療で病院に行くことになれば、高額な医療代を請求されます。
また、海外旅行保険は怪我や病気などの医療面だけではなく、盗難や破損、賠償責任、航空機遅延なども保障されています。
サッカー留学をする前には必ず海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。
日本を発つ前に加入する必要があります。出発後の加入はできませんのでお気を付けください。
どの保険会社を選んでも1ヶ月以内の留学ならそこまで料金は変わらないですし、補償の内容によって変わってくるので、そこまで保険会社にこだわる必要はないと思います。
なので、海外旅行保険ランキング1位の損保ジャパン日本興亜(新・海外旅行保険off)で申し込んだ場合を紹介します。
こちらの保険はインターネットで契約すると割引がありますが、1ヶ月以内の留学でないと契約ができません。
短期留学(10日間)
補償の内容によって違いますが、4,000円〜6,000円になります。
短期留学(30日間)
約20,000円〜30,000円になります。
長期留学(1年)
長期留学の場合は保険料が高額になるので、自分で補償内容を選択できる保険会社が良いと思います。
東京海上日動が安くて、補償内容の指定もできるのでおすすめです。
一般的な保障内容だと約17,18万円です。
長期間の留学の場合、保障内容によりかなり金額が変わってきますので、保障内容をご確認の上、加入をしてください。
パスポート
パスポート申請に必要なもの
・一般旅券発給申請書 : 1通
・戸籍謄本(または戸籍抄本): 1通
・住民票の写し : 1通
・写真 : 1枚
・申請者本人に間違いないことを確認できる書類
手書き書式の申請書はパスポート申請窓口で入手できます。
10年旅券(20歳以上) | 16,000円 |
5年旅券(12歳以上) | 11,000円 |
5年旅券(0〜11歳) | 6,000円 |
家賃
短期留学の場合は基本的にエージェント側が用意してくれます。料金も含まれている場合がほとんどです。
長期留学の場合は自分で探す必要が出てくると思います。
1ドル = 80円 1人/週 の料金
ホームステイ | (20,000円)250ドル〜 |
オウンルーム(1人部屋) | (16,000円)200ドル〜 |
シェアルーム(2人以上) | (12,000円)150ドル〜 |
基本的に水道光熱費、インターネット代が含まれています。
入居時にボンドといわれる保証金を支払います。(家賃の1〜3週間分)
何もなければ退去時に戻ってきます。
都市の中心部や、ビーチの近くで環境が良かったり、交通の便が良い場所は比較的に料金が高いです。
学校など定期的に行く場所の近くに住むのがオススメです。
遠くて家賃が安くても、交通費がかかるので結果的に支出は変わらないことがあります。
契約前にはインスペクション(部屋の内見)をした方が良いです。
載せてある写真とイメージが違ったり、オーナーがちゃんとした人かどうかを知っておかないと、後々トラブルに発展することがあります。
シェアハウスを探せるサイト
食費
物価が高いといわれていますが、実際はそこまで日本にいる時と変わらないです。
1日1500円として月に45,000円程。
朝と夜を自炊、昼は外食でこれぐらいになると思います。
長期に留学される方は、こちらの記事で詳しく書かれていますので、参考にしてください。